【Luke】
▼アッシュ×ルーク
ED後捏造
《――我を解放してくれた礼に、ひとつだけ願いを叶えよう》
眩しい光の世界で、そこの主であるローレライは目の前の完全同位体に向けてそう言った。
それに対し聖なる焔の光は、迷いのない表情ではっきりと答える。
――まるで、答えなんてとっくの昔に決まっていたかのように。
眩しい光の世界で、そこの主であるローレライは目の前の完全同位体に向けてそう言った。
それに対し聖なる焔の光は、迷いのない表情ではっきりと答える。
――まるで、答えなんてとっくの昔に決まっていたかのように。
「アッシュを帰して欲しい」
「あいつを帰してやってくれ」
その何とも欲のない返答に、ローレライは素直な疑問を口にした。
《……なぜ自分を帰すことを望まない?》
そう訊ねれば、目の前の聖なる焔の光はどこか嬉しそうに笑いながら、こう告げる。
《……なぜ自分を帰すことを望まない?》
そう訊ねれば、目の前の聖なる焔の光はどこか嬉しそうに笑いながら、こう告げる。
「俺が奪ってしまったすべてを、アッシュに返したいんだ」
「俺のすべては、既にあいつにあげたものだ」
それが、嘘偽りのない本心からの言葉だということが、ローレライには分かった。
《……そうか》
それだけを呟き返すローレライの声は、どこか愉快そうで――そして満足そうでもあった。
聖なる焔の光にそう言われることを、答えを聞く前から分かっていたとでもいうように。
《――その願い、確かに叶えよう》
――そしてその日、“聖なる焔の光”は世界に帰還する。
Luke
(ああ――なんと愛おしいのだろう我が完全同位体は!)
《……そうか》
それだけを呟き返すローレライの声は、どこか愉快そうで――そして満足そうでもあった。
聖なる焔の光にそう言われることを、答えを聞く前から分かっていたとでもいうように。
《――その願い、確かに叶えよう》
――そしてその日、“聖なる焔の光”は世界に帰還する。
Luke
(ああ――なんと愛おしいのだろう我が完全同位体は!)
2011.12.27(Tue)